2010年11月18日
心の喫茶店を想ふ
たまには、ちょっと変わった話でもw
無類のコーヒー好きです ^-^
子供の頃
一度だけオヤジに連れて行かれたジャズ喫茶を、憶えている ^-^
煙草の煙とコーヒーの香り、ゆっくりと回るオープンリール
そしてジャズ。
当時は全く感じなかった事が
あれから30年以上過ぎて
気付けば親父の歳を追い越し、この歳になって解った。
なんとも言えぬ異次元、非日常の隠れ家は、
親父との数少ない思い出のひとつ。
まだ小学生の自分に、大人の嗜みを教えてくれた、あの空間
街から、ちょっと離れた裏通り
思い出す限りで辿ってみた。
街並みは変わってしまったものの、道も面影も、なんとなく当時のまま
しかし、どこにも見当たらない。
でも、それは確かに存在した。
一見怖そうな、口ひげをたくわえたマスター
そして無口な客たち
マスターが子供のオレに、
カウンター越しにオレンジジュースを出しながら
「ここは大人の秘密基地、誰にもナイショ。男の約束だ」
そう言ってニッコリ笑った。
探すのを諦めかけた時
通りで空を見上げて煙草を吸う老人に聞いてみる
「昔、この辺りに喫茶店ありましたよね?」
「ん~ あったといえば、あった気もするねぇ~」
そう言って微笑みながら
高々と煙を吐いた。
店が存在したかどうかを確かめるのは
野暮な話だったのだと思った。
だから今でもあれは
異次元であり、秘密基地のまま。
あの日見た、心の隠れ家は
今日もコーヒーの奏でる香りの中に現れて
湯気と共に消えてゆく。

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小学生の頃、景気も良かったのか年に2回はオヤジの会社の
打ち上げで〆はキャバクラ。なんか峰不二子っぽい印象のグラマ
ラスな女性が闊歩し、アルコールと香水と煙草の香に子供心ワク
ワク感11PM感いっぱいで同級の連中には秘密にしてたあの頃・・・・
あとはカサ@ハラ師匠と大体同じか・・・(そうじゃね?)
違うのは自分が30歳まで20年間おやじと会社員が毎年通い
続けたことか(汗
しかもキャバクラのお姉さま達は20年間ほぼ入れ替わりなしで
二十歳超えた頃からこんな店行くもんじゃねえ!なんて
解ってきたころには年始年末の家族の行事となってしまってた・・・。
その後10年のブランクを空けてもう無くなってるだろうと思って
ふらっと1人で行ってみたらカサ@ハラ師匠とは違い店はちゃん
と現実にあって手動の重いドアを開くと全員ミイラ化したいつもの
お姉さま達がこっちみて【○○ちゃんやん!】とかしっかり憶えてて(汗
二十歳の頃チュウ~をしたランちゃんもチークダンスをした
ミキちゃんも淫○聖子ちゃんもミイラ化一歩手前のゾンビー状態
でお出迎え、、、、。
異次元の世界に消滅してしまったほうが良かったのかも。
2年前その店のママはくも膜下で95歳で他界。オヤジだけが葬儀に
参加。 そのオヤジも今年で91歳・・・・。これが高齢県の現実って話。 合掌
さすが御大!
ある意味オカルト話なのに
もう笑うしかない状況ですねぇw
変わらないって事は良い事なんだと思ってましたが
一概にそうでもないって事もあるんですね^^;